人生を崩壊させるストレス
役に立つストレスと、人生を崩壊させるストレスの違い
ストレスは大きく3種類に分けられる
1.ショートストレス(例:車にぶつかる! お腹を壊した! あいつムカつく!)
→短期間だけに感じるストレスの事
2.ループストレス(例:自分の部屋が汚い 昔のミスを思い出す)
→ショートストレスを何度も繰り返してしまうストレスの事
3.ロングストレス(例:ブラック企業に入ったが辞められない 借金 いじめ)
→ループストレスがさらに深刻化し慢性的になってしまったストレスの事
人生を崩壊させるストレスはロングストレス!
ロングストレスが恐ろしいのは、やがて自分の心の負担に慣れてしまうところです。あまりにストレスが日常的な存在になったせいで、もはやストレスをストレスと感じられなくなってしまうのです。
いったんこうなると、私たちはショートストレスばかり対策を打って、根っこのロングストレスは放置してしまうような事態になりかねません。その間にも慢性的なストレスはジワジワと心を蝕み続け、やがて早死にや自殺などにつながっていきます。
指を切ったら血が出て大慌てするのに、糖尿病や高コレステロールは、自覚症状がないせいで放っておくようなものです。
この本の最終ゴールは、心がどんなダメージを受けてもすぐに立ち直れる無敵のメンタルを手に入れることです。
生きている限り私たちはストレスから逃げられませんが、心の負担が慢性化する前に処理できるようになれば、もはや必要以上のイライラや不安に苦しめられることはなくなります。