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心を読み解くのに役立った「原始人の考え方」

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第1章 「原始人」に照らし合わせればすべての悩みのナゾが解ける

◆心を読み解くのに役立った「原始人の考え方」

 

 たとえば、「これまでよりもランニングのタイムが落ちてしまった。以前はこんなことはなかった。私はもうダメになってしまったのではないか、部隊からクビになるではないか」と、自信喪失して相談にやってきた部隊がいるとします。

 人から見れば、「そんなことで?」と笑われてしまうようなささいなことです。しかし、彼にとっては大きなショックなのです。

 

 こういうときにカウンセラーは本人の苦しさを十分に聞いたあと、「タイムが落ちたのは、エネルギーが低下しているからかもしれません。体が、これ以上エネルギーを消耗したくない、休憩したいって、言ってるんですよ。落ち込んでしまうのは当たり前だけど、このままの状態でこれ以上がんばろうとすると、もっと状況が悪くなる可能性が高い。だから、この部分と、この部分だけ変えていきましょうよ」というふうに話をします。

 

 たとえば、同じ人に対して、「走り方が悪いのではないか」「目標をしっかりイメージできていないのでは」と、できない原因を指摘してそれを改めさせようとしたとします。もちろんそれは正しいことです。しかし、“心が弱っている人をサポートする手法”ではない。なぜなら、提案される内容は正論ではあるけれど、弱っている本人にはそれを行う気力自体が無くなっているのです。できていないところを指摘され、完全な解決法を示されると、それが正しければ正しいほど相手は「やはり自分が悪い」「自分はダメなんだ」と思い詰めてしまいます。

 

 ところが不調について、動物としてのヒト、つまり原始人が「がんばりすぎて疲れた結果、起きている症状なのだ」と説明すると、相談者はいたずらに自分を責めず、「だったら休めばいいんだ、そうしてみよう」と、すんなり納得できるのです。

 

 心を扱うときに大事なのは、相手が素直に受け入れられる説明をすること、さらに、その説明が相手に希望を与えること。そうやって初めて、相手が変わっていくための力を与えることができるのです。

 

          引用:学校では絶対に教えてくれない 自分のこころのトリセツ

                                著 下園壮太 

 

 

 

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 不登校のお子さんを対象に「学校以外の勉強」を教える家庭教師をしています。
 自分の好きな事や、やってみたい事、興味のある事を一緒に見つけ、いずれは起業かフリーランスで働く支援をしていきたいと思っています。
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