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疲れたときの特効薬はシンプルに「休む」

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第1章 「原始人」に照らし合わせればすべての悩みのナゾが解ける

◆疲れたときの特効薬はシンプルに「休む」

 

 戦場での心の問題が「戦闘疲労」と呼ばれるようになったことからもわかるように、「ストレス反応が起こったら、まずは休むことが大切な対処法である」という考えが、戦闘時における心理学の世界でも広く浸透するようになりました。

 

 たとえば、戦闘によりストレス反応が出た兵士に対して、所属する部隊がおこなう対処のファーストステップは、「治療」ではなく「休ませる」ことです。とにかく3日観ほど休ませる。「大丈夫、おまえは疲労しているだけで、すぐに部隊に戻ることができる。暖かくしてしっかり休め」と言うのです。

 これをやらずにいきなり本国に戻してしまうと、「このまま元気にならなければあの日さんな戦場に戻らなくてもいい」と、無意識に考えてしまいます。このように「治らなければいい」と思うことで、その人が本当に治らなくなってしまうことを心理学では「二次利得(第二次疾病利得)」と呼びます。本人にとっても、社会復帰が難しくなる。また、部隊にとっても大きな損失を残します。

 しかし、3日休ませて、体力の回復と心をリセットさせてから再び戦場に戻せば、ちゃんとその人は戦力になりうるのです。そして任務終了後に部隊の仲間と一緒に帰国することで、その後も普通の生活を送ることができるようになります。

 

 このようなことを知ると、私は「うつ状態になった人に、『その症状はどのようなメカニズムで起こっているのか』という根本的な説明をすることは、症状を改善していくためにもとても大切なことなのだな」と思うようになりました。

 

 疲れているのだから、シンプルに休めばいい。非常に原始的な考えです。コンピューターがダウンしたとき、やたら設定をいじったり、プログラムをインストールし直したりするよりも、電源のスイッチをぽんと押して再起動する、あるいはコンセントを抜いて30秒待つ。このような対処のほうが、コンピューターが復活する確率が高いことは、みなさんも経験的に知っていることでしょう。人間というものは、非常に複雑な生き物であるからこそ、シンプルな対応をすべきなのです。

 

          引用:学校では絶対に教えてくれない 自分のこころのトリセツ

                                 著 下園壮太

 

 

 

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 不登校のお子さんを対象に「学校以外の勉強」を教える家庭教師をしています。
 自分の好きな事や、やってみたい事、興味のある事を一緒に見つけ、いずれは起業かフリーランスで働く支援をしていきたいと思っています。
 お子さんの目先のことを考えるより、20年後の30代になった時、キラキラした人生を歩んでいるお子さんを想像して、一緒に勉強してみませんか?

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