不登校の理由、一位は「わからない」 ~不登校は天才の卵~
いつも何事もなかったよおうに過ごしていた子どもが突然「学校に行きたくない」と言い出し、不登校になる理由はなんでしょうか。おそらく、いじめや学校生活になじめない、教師とのそりが合わないということを挙げる人は多いと思います。
もちろん、そういった理由で登校を拒絶するケースもあります。しかし、じつはそういった事情を抱えた不登校は全体のうちではけっして多くありません。不登校になる理由として最も多く挙げられているのは「よくわからない」です。
これは親が理由をわかっていないという意味ではありません。不登校となっている本にですら、なぜ自分が学校に行けない(行かない)のかということが「わからない」のです。
彼らはわからないなりに自分の現状を把握しています。そしてわからないなりに希望や要望も大なり小なり持っています。
理由や原因を知ってそれを取り除けばいい、といったシンプルなものだとボクは思っていませんし、そこまでシンプルだったケースはボクの知る限りで少ないからです。
いま見えている状態、話してくれることなど「わかる」ものを大切にしてあげましょう。
不登校になる前の状態や、不登校から復学したその後についても把握している子は少なくありません。だからこそ、「不登校になる子は決して他の子より劣っているわけではない」とハッキリ宣言します。
ある要素、つまり「学校へ通うこと」については苦手かもしれませんが、別の要素になればそれが逆転することもある。
歌うことが苦手、運動が苦手、のように学校へ通うことが苦手、というイメージです。ともかく不登校だから人間として劣っているとはまったく思いません。それを特定の要素で苦手な部分ばかり見てしまうので、「わからない」と言わざるを得なくなってしまう。
絵を描くのが苦手な子に「どうしてもっと上手に描けないの?理由は?」と聞いても「わからない」でしょう。あまり問いつめ過ぎてしまえば「どうせボクはダメなんだ」「もう怒られるのが怖くて描けない」などとなりかねません。
大切なのは、理由や原因はともかく、彼が発した不登校という”サイン”をご両親が受け止めてあげられたこと。
「わからないものは、わからないでいいよ」
引用:不登校は天才の卵 著 阿部伸一
不登校のお子さんを対象に「学校以外の勉強」を教える家庭教師をしています。
自分の好きな事や、やってみたい事、興味のある事を一緒に見つけ、いずれは起業かフリーランスで働く支援をしていきたいと思っています。
お子さんの目先のことを考えるより、20年後の30代になった時、キラキラした人生を歩んでいるお子さんを想像して、一緒に勉強してみませんか?
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